「プルリクエストを出したことがない」
「出し方は知ってるけど、実践経験がなくて不安」
そんな方におすすめなのが、GitHubを使った模擬PR演習です。
この記事では、はじめてプルリクエストを試したい人向けに、ステップバイステップで模擬演習を行う方法を紹介します。実際に手を動かして、プルリクの流れやマナーを体験してみましょう!
▼ 目的:なぜ模擬PR演習をするのか?
- PRの流れ(フォーク→編集→プッシュ→PR作成)を理解できる
- Git/GitHubの操作に慣れることができる
- 「本番のPR」に自信が持てるようになる
- チーム開発やOSS貢献の基礎体力がつく
✅ 演習前の準備
まず、以下を用意しておきましょう。
- GitHubアカウント(無料)
- Gitが使えるPC環境(Mac/Linux/Windows+WSL など)
- VS Codeや任意のエディタ
✅ 演習用リポジトリの紹介
模擬PR用に使える代表的な練習用リポジトリがあります:
🔗 https://github.com/firstcontributions/first-contributions
このリポジトリは、**「はじめてのOSS貢献」**をテーマに、PRの一連の流れを安全に練習できるようになっています。
✅ 模擬PR演習ステップ(実際にやってみよう)
① リポジトリをフォーク(Fork)
firstcontributions/first-contributions
にアクセス- 右上の「Fork」をクリックして、自分のGitHubアカウントにコピー
② 自分のPCにクローン(Clone)
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/first-contributions.git
cd first-contributions
③ ブランチを作成
git checkout -b add-あなたの名前
例:
git checkout -b add-taro-yamada
④ テキストファイルを編集(自己紹介追加)
Contributors.md
というファイルを開く- 最後の行に以下のように自分の名前を追加:
- Your Name
※名前だけでOK。実際のOSSでは何をしたかも書くことが多いです。
⑤ 変更をコミット
git add Contributors.md
git commit -m "Add Your Name to Contributors list"
⑥ GitHubにプッシュ
git push origin add-あなたの名前
⑦ GitHubでPRを作成
- 自分のリポジトリのページに行くと「Compare & pull request」ボタンが表示されます
- タイトルや本文を入力(簡潔でOK)
Create pull request
ボタンを押せば完了!
✅ 模擬PR後の流れ(レビュー体験)
このリポジトリでは、ボットが自動でレビューコメントやマージをしてくれます。
レビューの雰囲気やマージされる体験を実感できる貴重な練習の場です。
▼ プルリクエストを練習すると得られること
- チーム開発で自信を持ってPRできるようになる
- GitHubの操作に慣れる
- 「レビューされる体験」ができる
- 将来のOSS貢献に向けた第一歩が踏み出せる
まとめ:まずは「練習用PR」で一歩踏み出そう
プルリクエストは、**「使ってみてはじめて分かる」**要素がたくさんあります。
本番のプロジェクトで失敗しないためにも、まずは安全な環境で模擬PRを体験してみましょう。
「PRを出したことがある」という実績は、就職活動や技術ポートフォリオでもアピール材料になります。
おまけ:さらにレベルアップしたい人へ
- 自分で練習用リポジトリを立ち上げて友人とレビューし合う
- READMEの誤字修正など、実際のOSSに小さなPRを出してみる
- GitHub Actionsやテンプレートも併用してCI体験をする
「PRってこわくない!」と思えたら、それが第一の成長です。
自分のコードが誰かの役に立つ。その喜びを、模擬PRからぜひ体験してみてください!