実用性は低いものの、特定の環境やニッチな目的のために存在する「マイナーなmetaタグ」をご紹介します。
歴史を感じさせるものから、特定のブラウザ専用のものまで、知っていると「かなりの専門家」だと思われるようなマニアックなラインナップです。
1. ページを自動更新・転送する(refresh)
一定時間(秒)が経過した後に、ページをリロードしたり、別のURLへ飛ばしたりします。
HTML
<meta http-equiv="refresh" content="5;url=https://example.com/">
- なぜマイナー?: ユーザーが予期せぬタイミングで画面が切り替わるのはUX(ユーザー体験)が悪いため、現在はJavaScriptで行うのが一般的です。
2. ページ遷移時に視覚効果を与える(Page-Enter / Page-Exit)
Internet Explorer 向けに、ページが切り替わる際に「フェードイン」などのアニメーションを表示させるタグです。
HTML
<meta http-equiv="Page-Enter" content="revealTrans(Duration=1.0,Transition=12)">
- なぜマイナー?: そもそもIE専用であり、現在のモダンブラウザでは全く機能しません。Webデザインの歴史の遺物と言えます。
3. Webサイトの作成ツールを明示する(generator)
そのサイトがどのソフトやシステム(WordPress, Dreamweaverなど)で作られたかを示します。
HTML
<meta name="generator" content="WordPress 6.4">
- なぜマイナー?: ユーザーには関係のない情報であり、バージョン情報を公開しすぎるとセキュリティ上のリスク(古いバージョンの脆弱性を突かれる等)になるため、あえて削除されることも多いです。
4. 著作権情報を記述する(copyright)
そのページの著作権所有者を記載します。
HTML
<meta name="copyright" content="© 2024 Gemini Blog">
- なぜマイナー?: 法律上、このタグがなくても著作権は保護されますし、通常はフッター(ページ下部)にテキストとして記載するため、metaタグで書く必要性が低いです。
5. サイトの「評価」を指定する(rating)
コンテンツが子供向けか、成人向けかなど、対象年齢層を示します。
HTML
<meta name="rating" content="general">
- なぜマイナー?: 昔のフィルタリングソフトはこれを参照していましたが、現在の高度なAIフィルタリングは本文の内容を直接解析するため、このタグの信頼性は低くなっています。
6. デザイナーや連絡先を記す(author / reply-to)
制作担当者の名前やメールアドレスを記載します。
HTML
<meta name="author" content="Taro Yamada">
<meta name="reply-to" content="contact@example.com">
- なぜマイナー?: 開発者ツールで見れば誰でも見られてしまうため、スパムメールの標的になるリスクがあります。
結論:マイナーなタグは「歴史」を知るためのもの
これらの中には、現代のWeb開発では「むしろ書かない方がいい(消すべき)」とされているものも多いです。
しかし、古いWebサイトのソースコードを覗いた時に、こうしたタグを見つけると「あ、これは昔のIE対策だな」とか「このツールで作ったんだな」といった背景が見えてくるのが面白いところですね。



